「明治維新という過ち」 読了!

「明治維新という過ち」(講談社文庫) という書籍を読みました。読書といえば、もっぱらビジネス書がほとんどですが、めずらしく文庫本です。

25万部も売れているこの本ですが、ページ数も多く文体がとても読みにくいので本に慣れてない人にはちょっと厳しいかも…。さらに、残酷な表現、生々しい表現なども登場するのでそういうのが苦手な人にはあまりお勧めしません。

時間がかかった理由と薩長史観、司馬史観の否定

12月頃からちょっとずつ読み進め1月の半ばでようやっと 読み終わりました。大政奉還前後の出来事や戊辰戦争についてきちんと流れを把握してないと読み進められないということもあり、ちょいと自分なりに復習しつつ読んでいたので余計に時間がかかったのかもしれません。

歴史というのはどうしても勝者が作るという側面があり、教科書で教わる内容もそうなのですが、特に明治維新については 本当に裏側の部分は書かれてないんだなということがよくわかります。数年前の大河ドラマ「八重の桜」で垣間見たことへの答え合わせが、やっとできたかな。

この本のテーマは

薩長史観、司馬史観の否定

です。なので、竜馬大好き!司馬遼太郎大好き!な人にとってはショッキングな内容になっています。司馬史観を歴史として信じたい人は、読まない方が良いでしょう。

一方、この本を読むべき人とは

どこかで薄々と、我々は片側から見た歴史しか知らないのではないかと感じていたことが、この一冊で確信に変わりました。

教科書で習う歴史を裏側から見てみたいという人は、絶対に読むべき一冊です。

数年前に山口県の萩市(長州)が、会津に姉妹都市提携を申し出るということがありました。「もう120年も経ったのだから」と。 それに対して会津はまだ120年と回答し、姉妹都市提携を断っています。このことが幕末の歴史のむごさを物語っているのではないでしょうか。

幕末の大改革のしわ寄せを一手に背負った会津の方たちの犠牲は、絶対に覚えておかないと!と改めて思った次第です。

私が生まれ育った函館も戊辰戦争最後の地なので、北の人間として幕末の動乱についての書き方はちょっとモヤモヤするものがあります。この本を読むことでその辺りで、少しスッキリする部分もあり、他方では賊軍の歴史的扱いについて更に理不尽な想いを重ねたり。(賊軍という名称も辞めて欲しい)

感想がまとまらなくて恐縮ですが、一つ言えることは、私にとっては「読んでよかった本」ということです。

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