キリンビバレッジ「 #午後ティー女子 」のTwitter炎上について思うこと

すでにネット上のあちこちに取り上げられているので、ご存じの方も多いかと思いますが、キリンビバレッジのTwitter投稿が炎上しました。その後、公式アカウントが謝罪し、投稿を削除。

アカウント名の後ろにつけた「♪」が、軽さを醸し出している気が・・・。こういうケースでは「♪」ははずしておいた方が良いのではないだろうか。

ことの顛末はすでにまとめがあるので、そちらに譲りますが、「女性蔑視」「顧客を悪く描いた」「実に不愉快」という意見が散見され、中には不買運動を呼びかける声も。ネットの各メディアも取り上げています。

『午後ティー女子』のイラストが炎上。キリンに対して「顧客を悪く描いて何が楽しいのか」の声
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/30/kirin-gogotea_a_23424066/

「午後の紅茶」ツイートが炎上 キリンビバレッジが謝罪
https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/gogono-tea?utm_term=.lb8630Jmj#.qsAAz6yGK

キリンビバレッジTwitterが炎上! 投稿を削除して謝罪する事態に「深くお詫び申し上げます」
https://rocketnews24.com/2018/05/01/1057733/

「モデル気取り」に「仕切りたがり」 キリンビバレッジ、“午後の紅茶”のPRツイートイラストが女性蔑視と炎上→削除・謝罪へ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/01/news055.html

キリンは2016年にも、アスタリフトウォーターの販促の際に炎上しています。
https://news.nifty.com/article/economy/cc/12117-8450/

他企業のSNS炎上案件

キリンビバレッジに限らず、企業のSNS(動画含む)が炎上する案件はたびたびあります。中には「炎上商法」と呼ばれる「意図した炎上」もありますが、今回のキリンビバレッジは、意図した炎上ではなさそうです。

「午後の紅茶には4つのフレイバーがあり、それに“親しみ”を感じていただくためのイラストレーション……という企画意図でした。それが逆に、お客様にご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳なく思っております。今回いただいたご意見を真摯に受け止めて投稿を削除させていただきました」

 キリンビバレッジの公式Twitterが投稿した“午後ティー女子”イラストがネットで炎上している。「4月は出会いの季節!ですが、みなさん新生活にはなれましたか!?みなさんの周りにいそうな午後ティー女子をイラストレーターのつぼゆりさん(@...
(サイゾーウーマンより)

午後の紅茶のメインターゲット層ではないから、今回の炎上はそれほど影響しないのでは?という意見もありますが、上記の記事によれば『特に「年齢層の若い方」に人気の商品』だそう。今回炎上した層って、思いっきりターゲットですね。「親しみをもってもらう意図」だったそうですが・・・残念としか言いようがありません。

以下は、他企業の例ですが炎上商法も混在しているかも。

東急電鉄のマナー広告は男尊女卑?批判殺到(2017年1月)
https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1484637434193/

ユニ・チャームのおむつブランド「ムーニー」の動画広告が炎上(2017年5月)

ユニ・チャーム広報室の担当者はハフポストの取材に「本来の意図はリアルな日常を描き、応援したいという思いだった」。
パンパースの動画が好意的に受け止められていたのと対照的でした。

牛乳石鹸 WEBムービー「与えるもの」篇(動画)が「何を言いたいのかわからない」と炎上(2017年8月)
https://www.j-cast.com/2017/08/16306004.html?p=all

SNSを使った炎上商法は、もっともコスパの高い販促方法だと言っていた代理店の人がいましたが、企業の好感度は確実に下がりますよね。その辺、大丈夫なのだろうか。人の噂も75日、のど元過ぎれば熱さ忘れるという言葉もありますが。

企業のSNS担当者が読んでおきたい記事

小さなアカウントでは、余程のことがない限り、炎上を起こすことは難しいのですが、ある程度フォロワーを抱える場合、やはりSNS担当者としては、炎上リスクについて知っておきたいもの。以下、担当者が読んでおきたい記事を記載しておきます。

ネット炎上のメカニズムと2018年炎上事例5パターン
https://repyuken.com/taisaku/1889

日本の企業・自治体ソーシャルメディア炎上事例まとめ
http://wisdomdesign.jp/blog/archives/5822

明日は我が身。SNSが炎上したときのフロー、整備できてますか?
https://mtame.jp/social/socialmedia_guidelines

炎上対策をやってくれる弁護士事務所もあります。

SNSは本来、他者とのコミュニケーションを取りつつ楽しく使うツールです。十分企画を練ったにも関わらず、意図せず炎上してしまうのはホントもったいないなと思い!

安易だけど、4種類のフレーバーを認知させたいんだったら、診断系ですよね。あなたは、どのタイプ?からのおすすめフレーバー。斬新さはなくても、診断系は必ずシェアされますからね。

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