文藝春秋が運営するNumberWebの「スポーツで学ぶMBA講座」のコーナーが大好きで、こっそり愛読しています。
グロービズとのコラボで「千葉ロッテマリーンズの挑戦 ~顧客満足度を高めるマーケティング戦~」と言うセミナーがあるというので、参加しました。
100名以上の方がビッシリと座る会場では、スーツ率が高く、女性の割合がものすごく少ないのが印象的でした。(女性は10%未満か?)撮影禁止だったので、写真はございません!
http://number.bunshun.jp/articles/-/407240
スピーカー:原田卓也氏(千葉ロッテマリーンズ・企画部部長代理)
【内容抜粋】
・首都圏の野球チームは、どこも集客に苦戦中。爆発的に来場者数を伸ばすのは、かなり難しい。⇒ リピーターを増やす、一人あたりの来場数を増やすことへフォーカス
・2004~2005年に行った球団改革の中で、CRMツールを導入。かなり細かくカスタマー分析を行い、リピーター増加、イベント企画、販促などに活用している。
(CRMの話は今回何度も登場)
・ただし勘違いしてはいけないのは、CRMツールを導入さえすれば、リピーターが増えるわけではない。分析、活用することが大切。
この他にも、スポーツビジネスに関わるマーケティングの興味深い話をたくさん聞き、具体的な数字もいろいろ見ることができたのですが、
●メディアミックス
●具体的な成功イベント事例
●算数ドリルの配布(川崎フロンターレがやっているアレ)
の部分が、時間の関係でバッサリ省略されてしまったのは残念としか言いようがなく…。特に算数ドリルに関しては、以前「僕がバナナを売って算数ドリルを作るわけ」で、実現に至るまでの苦労話を読んでいただけに、ぜひお聞きしたかったところであります。ロッテも算数ドリルを作っていることを初めて知ったし。
いろいろな数字を見て、一番驚いたのは、巨人ファンの減少ぶり。10年で1000万人ぐらい減っているのです。それでもファン数は12球団一なのですが。2番目は阪神、3番目の中日は巨人の半分以下です。(なのでいろんな意味で驚き)
最後に当日学んだとても大切なことを。
「(スポーツチームは)勝敗や順位に依存しない収益構造を作ること」
大事、大事、大事です!!!
「マーケティングは、理論ではなくパッション」
(NumberWebの編集室室長より)