だいぶ前に話になりますが、楽天銀行が不正利用されるという出来事がありました。こんなことはあって欲しくないのですが、貴重な体験でもあったので、手続きから返金までの流れをレポートしたいと思います。(結果的に、不正使用された分は補償されました)
事件発覚
最初に発覚したのは、楽天銀行からの電話。楽天デビットカードに不正利用の形跡が見られたので、カードの利用を停止したという電話だった。驚き。
楽天デビットカードは通販で2~3回ほど使用した程度しか使っていなかったし、買い物に使った回数もほんの数回。ここ数年は利用した記憶がないし、メインのカードでもないのです。
誰かと共有したこともなければ、落としたこともないですし、カード番号を教えたということもありません。
※電話が来る1~2時間前にメールでの連絡も来ていたようですが、後から気づきました。
楽天の担当者から手続きについて教えてもらう
その電話で、そのままその後の手続きや補償について教えてもらいました。かなり情報量が多く、メモを取るのが大変だったのですが、ざっと以下のような内容でした。
- 不正利用(2件あり)が口座上で確定したら(2週間ぐらいかかる)、楽天銀行の所定窓口へ連絡すること
- カード両面のコピーを取っておくこと
- 警察に被害届を出すこと
- 楽天銀行から所定の書類を送るから、そこに必要事項を記載すること
などを説明されました。
不正利用の金額と内容について
ちなみに不正利用された内容です。
- モバイルスイカ 16,580円
- モバイルスイカ 1,000円
ほとんど同時(1分違いぐらい)でこの操作が行われていました。ちなみに私はPASMOユーザーでありSuicaは人生でただの一度も使ったことがありません。アカウントもなし。不正利用なのは明らかです。
この時、Twitter検索したら、全く同じような不正利用を受けた人が何人か。事件にもニュースにもなっていませんが、意外と相当数いるかも知れないと思いました。(このぐらいの金額だと気付かない人もいるかも知れないし)
警察へ被害届を出すことに
どのように手続きをするかわからなかったので、ひとまず最寄りの警察署へ電話。来署しなくてもいいと言われるので、電話で相談内容を受けつけてもらいました。
- 名前
- 生年月日
- 住所、電話番号
- 職業
- 被害の内容
を聞かれ、相談番号を発行してもらいます。被害届として受理するかどうかは、先方が検討するらしく一連のできごとを伝えて電話を切りました。
なお、楽天銀行に提出する書類には、受理番号を書く覧があるのですが、受理されない場合もあるので、その際は相談した実績を記載するよう事前に指示がありました。
楽天銀行から確認の電話あり
しばらくして4月11日にようやく楽天銀行から連絡あり。補償できるかどうか本格的に審査に入るので、いろいろ質問させて欲しいという電話でした。
- カードを誰かに貸したことはないか?
- 盗まれたことはないか?
- 家族と共有していないか?
- 使用頻度はどのぐらいか?
などを聞かれまして。つまりこちらに落ち度があるかどうかの確認なんですね。あるわけがないんですけど。そもそも使っていないカードだし。
電話口で質問に答え、その後審査に入る旨伝えられます。まだここから先があるのか…
楽天銀行から郵送で文書が届く
4月25日に楽天銀行から同意書が届きます。5月20日に同意書へサインし、同封の返信用封筒で郵送。ここからまた待つしかありません。
…
…
…
そして突然、銀行に振込が!5月24日(水) 14時21分に以下のメールが届きます。
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下記日時に、お客さまの口座へ入金がありました。
■入金日時:2022/05/25 14:21:04
内容:VISAデビット 補てん金支払分
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手続きなどいろいろ面倒ごとはあったものの、最終的には不正利用された金額が丸っと戻ってきました。
これで、被害者は私ではなく楽天銀行ということになるのですが、私の他にも被害にあった人がいるし、捜査とかはしているのでしょうか?個人的には、要請があれば全面的に協力するつもりではいますが、その後特に連絡はありませんでした。
結局、この件に関しては大きなニュースになったということもなく、過ぎてしまいました。なお、VISAデビットカードは使う機会がないので、これを機に停止することにしました。
▼不正利用を防ぐために(楽天銀行のサイト)
ID、パスワード、暗証番号→クラウドに保存していないかなど、注意事項が書かれています。
▼楽天銀行のデビットカードは停止した方がよさそうという指南
以上です。
想定外のいろんなことが起こりがちな昨今なので、皆様もお気をつけください。