今日はインターネットがなかった頃の営業活動(お仕事獲得のための活動)について書いてみたいと思います。正確にいうと、インターネットやウェブサイトはあったのですが、集客や営業ツールとして機能していなかった時代の話です。
2002年頃の営業活動
私は2002年に独立したのですが、当時は「ネットから集客」などという概念は、ほとんどありませんでした。飛び込み営業などできるはずもないし、そもそも営業すらやったことがない私が、どうやってお仕事を探したかというと
●まずは名刺を作る(当たり前)
●事業内容がわかる三つ折りパンフレットを作る
●人脈の広い他業種の社長や営業担当に持って配ってもらう
(その代り、自分もその会社のパンフレットを持つ)
●とにかく顔の広い友人、知人にお願いし紹介してもらう
●交流会に出る
●前職からの仕事をもらう
●マッチングサイトを利用する
(ランサーズとか、そんな高度なものはなし。楽天ビジネス、リンク集、電話帳程度)
など。
当時は完全に「サラリーマン脳」だったし、営業がとても苦手だったので、とにかく「人からの紹介」が一番の頼みの綱でした。紹介してくれるところであれば、パンフレットを持ってどこでもはせ参じたし、しどろもどろながら業務の説明もしました。しかし、他社との違いを聞かれたときは・・・あまり答えられなかったかも。仕事のスピードが速かったことが、唯一の自慢でした。(今ほど忙しくなかったから)
この記憶があるから、多分ネットから集客できなくなったとしても「何とかなる!」と思えるのかも知れませんね。
ネットがないことを前提で考えてみよう
起業して、なかなかお仕事の獲得ができない人、ネット集客も頑張ってみたけどダメだった(合わなかった)人は、一度「インターネットがないこと」を前提で、仕事の獲得方法について考えてみるといいですよ~。
そうして、やれることをリストアップしてみると、案外「やれていないことの方が多い」というケースがほとんど。仕事が獲得できない一番の理由は、「知られていない」ことなんですよね。つまり圧倒的に認知が足りていないことが原因です。まずは周囲に「私、こんな仕事をやっていて、こんなことができます!」ということを知ってもらう。それが、営業活動の第一歩です。スムーズに言えるようになれば、売りがはっきりしてくるので、ウェブ集客もやりやすくなりますよ。
営業活動と聞くと、「飛び込み営業」だったり「ゴリ押しで自分の商品を売りつけること」と勘違いしている人がいますが、「自分の商品(サービス)を必要としている人に出会う活動」と思えば、少し気が楽になりますよね。あなたのサービスで助かる人がこの世にいるのですから。