サラメシというNHKの番組が好きで、たまに見るのですが、8/14日はあの有名企業の社長のランチを紹介する特別版!見ごたえがありました。意外と昼食は質素という社長も多いんですよね。以下、備忘録的にメモ。
サラメシとは?
『サラメシ』は、NHK総合テレビジョンで放送される、昼食をテーマにしたバラエティ番組。タイトルの「サラメシ」は「サラリーマンの昼飯」の略であり、サラリーマン・OLを含めたさまざまな職種の昼食、さらには企業の社員食堂、今は亡き著名人の愛した昼食などを取り上げる。番組コンセプトは『ランチをのぞけば、人生が見えてくる』
Wikipedia「サラメシ」より
資生堂の魚谷雅彦社長の昼飯
資生堂の魚谷(うおたに)社長は、2014年6月に資生堂の代表取締役執行役員社長に就任。資生堂初の外部からの社長であります。資生堂を「1兆円企業にする」というミッションを、3年前倒しで達成するスゴ腕のプロ経営者。
海外を飛び回る魚谷社長は、多忙にも関わらず、時間があれば社内の各部署にも顔を出すと言うマメさ。階段を使う、朝のトレーニングは欠かさない(毎朝の腹筋は60~70回!)など、健康にも気を使っているせいか、60代前半でもシュッとしたスリムな体型でダンディーです。
朝はガッチリ摂るので、昼は軽めとのこと。
テレビでは、秘書が購入してきたサラダとパン、スープやコーヒーなど、意外と質素です。カロリー低めのお食事でした。
ビックカメラの宮嶋宏幸社長の昼飯
ビックカメラの宮嶋宏幸社長は、新卒第1期生としてビックカメラに入社。46歳で2代目社長に就任。今年、社長10年目になるそう。
社長室はなし。コンビニ?のサンドイッチを食べながら、報告や相談に来る社員の対応にあたっています。何かあれば、すぐに現場(お店)を訪問。
そんな宮嶋社長は地方のお店を視察する際、経費節減のため秘書の同行はなし、公共の交通機関を利用。基本、抜き打ちで視察。各お店の売り場を周り、商品の並べ方やラベルまで細かくチェックする他、従業員用の部屋もチェック。1時間程度で次へ。
この日は、大阪のとあるお店を抜き打ち訪問し、店長と店長代理を伴ってランチ。メニューは五目せいろごはんとそばのセットやざるそばなど、普通過ぎるランチでした。宮嶋社長はそばが大好きだそう。
カゴメの寺田直行社長の昼飯
カゴメの寺田直行社長は、9代目社長で就任5年目。8時半に出勤すると一番最初に飲むのは、カゴメの野菜ジュース。寺田社長は、もともと野菜ジュースの営業マンでした。若い頃はスーパーに立って試飲などの担当もやっていたそう。
そんな寺田社長は、一人でドアを閉めて昼飯。近所の喫茶店から、秘書を通して豚の生姜焼き弁当をテイクアウト。ランチをとりながらメールチェックなども。野菜ファーストで、肉はあとから。途中で、新聞を開き、取引先の情報をチェック。
ご飯は、おかずを食べ終わってからなので、最後の方は白飯のみに。
サンフランシスコにあるナイアンティック社のCEO ジョン・ハンケ社長の昼飯
ナイアンティック社は、Googleアースを開発した会社。あの「ポケモンGO」を開発した会社でもあります。いくつものITベンチャーを立ち上げたジョン・ハンケ氏。超多忙なので、取材時間は90分とタイト。
そんなジョン社長のお昼は、オフィスのカフェテリア。外に食べに行く時間がないので、オフィスにいる日は基本カフェテリアで。毎日、ケータリングで多国籍な料理が届く。この日は、野菜をふんだんに取り、ご飯を少し盛る程度。朝はしっかり食べるが、昼は少な目。食べ過ぎると仕事の効率が落ちるため。
朝は7時に起きてヨガ。仕事のストレスが大きいので、社内に用意した瞑想室で瞑想する時間を持つようにしているとのこと。畳が3畳分敷いてあり、薄暗くした部屋で15分程度の瞑想。
「会社が苦しいときもあり、ときには個人の資産を会社の口座に入れたり、知人を頼ったりしたこともあった。少しずつの出資者を募ったことも。だから、瞑想を通して、なぜこの会社を立ち上げたのかなど、自分の心を整理する時間を大事にしている」と語っていました。
今をときめくベンチャー起業も、やはり苦しい時はあったということですね。
ブランディー・メルビルCEO ジェシユ・メルビルさんの昼飯
ナイアンティック社長取材の流れで、今度はサンフランシスコの街でCEOランチの取材先を探すクルー。いろいろ当たってみてOKが出たのは、アパレルショップの女性社長。まだ27歳!世界19か国に出店していて、アメリカのショップのみ親から引き継いだそう。ティーン向けのアパレルショップは、なんとワンサイズしかないという。かなりタイトな作りになっているこの服を着られることが、一種のステイタスになっているとか。
そんなジェシユさんのランチは、めん類。鶏肉のタイ風焼きそば。米粉を使った平たい麺。3分の1ほど残した麺は、持ち帰ってあとで食べるそう。スタイル維持のため、食べ過ぎないようにしているんですね。
なお商売は大繁盛で、目下の悩みはプライベートな時間が減ってしまったこと。将来の夢は、靴をワンサイズで展開すること。
投稿動画「社長のランチ撮って!」
以下は、視聴者が投稿した社長のランチ動画。会社名は伏せられていました。
・神戸のジャム製造販売社長(70歳、女性)
ヨーグルト、イチジクピーチ、プラムのナタデココなど。
・新潟地域医療総合病院院長(65歳、男性)
焼き魚、玉子、煮豆、サラダの手作り弁当。自作しているそう。
・東京都港区、バイオテクノロジー会社社長(38歳、男性)
社員食堂でご飯をよそう社長。ミドリムシ摂取量向上のため、グリーンカレーを食す社長。(出雲社長?)
・奈良イタリアンレストランオーナーシェフ(53歳、男性)
玄米ごはんと庭でとれた大葉、しらすに卵。(和風!)
・滋賀高嶋、燃料販売店社長(67歳、男性)
社長はいつも自宅の台所でごはんを食べる。この日は、ご飯、味噌汁、串カツと野菜。
・東京都中央区、ソフトウェア開発会社社長(70歳、男性)
きじ焼き重とB弁当。おかずが2パックと白飯1パック。いつも2人前食べる。
・長野県佐久、ビール醸造所社長(50歳、男性)
クラフトビールに合う料理の企画。デミグラスハンバーグをサンドイッチに。ビールを飲みながらのランチ。
・宮城県仙台、駅ビル・ホテル運営会社社長(60歳、男性)
社食でB定食の春雨サンラータンを食べる社長。ワカメをトッピング、ライスも。
SOMPOホールティングスCEO 櫻田謙悟社長(62)
去年、サラメシが経済同友会の懇親会に潜入にしたときに、「何を食べたら社長になれるか?の質問」に対し「B級。ラーメン、ナポリタン、ギョーザなど」と答えていたのがSOMPOホールディングスの櫻田社長。今回は会社に取材へ。
社長が在席中は座っている暇などはなく、社内のあちこちのミーティングに参加。1つの会議は45分以内と決められている。時間が無くても雑談は入れるようにするのが社長の戦略。営業、人事、システム、企画、海外と一通り経験して45歳で社長に就任。いろいろ経験したことが良かった。特に失敗が役に立って入いる。
そんな櫻田社長は、最上階の役員専用のレストランでランチ。眺望のよいホテルの一室のような部屋。シェフが作るサラダに高級感のあるナポリタン。翌日はカレーだったそう。B級とは言いつつも、専門のシェフが作るエグゼクティブ感が漂うランチでした。
JTB代表取締役社長、高橋広行社長(61)
人事がランダムで選ぶメンバーと「コミュニケーションランチ」を日々、開催。オフレコ情報OK、メンバーの上司にはオープンにしないから、ざっくばらんに話をして良いというルール。6~7名ぐらい。まずは各メンバーの自己紹介から。社員が3万人もいるので、社員同士でもはじめましてが珍しくないそう。
社長ランチ(コミュニケーションランチのメニュー)は二段弁当。揚げ物などが入っていてボリュームもあり豪華。ランチ会に参加する社員が選び、代金は会社持ち。この日はワークライフバランスなどが話題に。社長自身は、仕事ばかりで家事育児に参加できなかったので、反面教師にして欲しいとのこと。
以上、NHKサラメシ「真夏の“社長メシ”スペシャル2018」のレポートでした!いつもの倍ぐらいのボリュームの「サラメシ」を堪能。