奈良商工会議所でのミッションを無事完了し、奈良市内に一泊。翌日は、興福寺と東大寺見学に臨みました。そういえば、いっとき観光客が減ってハングリーになっている鹿が多いと聞いたけど、大丈夫なのかな?などと思いつつ…。
宿泊先はJR奈良駅近くでしたが、観光するなら近鉄奈良駅まで行った方が良さそう。帰りのこともあるし、まずは近鉄奈良駅を目指すことに。
目次
バスを制するものが地方出張を制する
地方の観光や出張で大事なのはバスです。首都圏だとどこに行くにもたいがい電車で行けますが、地方ではそうはいきません。「バスを制する者が地方を制する」のです。
ということで、前日に主要なバス路線と時刻をチェック。できれば9時には出動したいと考えており、ほぼ予定通りにスタート。
JR奈良駅から近鉄奈良駅まで、バスに乗車しました。天気もよくて最高の出だし。出張や観光はお天気に恵まれることが多く、普段の行いの良さがこういうところで効いてくるんだなって自画自賛。
近鉄奈良駅でコインロッカーを利用
やはりキャリーバッグが邪魔なので、近鉄奈良駅でコインロッカーに預けることにしました。
1階(地上階)にはないので、一つ地下に潜るのがコツ。
結構たくさんあるので、ピークをはずした時期は余裕で空いているのではないでしょうか。この時はコロナ禍もあり、もうホント空きだらけでした。
まずは世界遺産の「興福寺」へ
近鉄奈良駅から坂道を少し上がって行ったところにある興福寺。期待で胸が破裂しそう(笑)
駅から徒歩で行ける世界遺産ですよ。
おおっ、鹿がいる!元気そうだ。
鹿せんべい売り場で餌をもらって生き延びているようです。
案内図がありました。修繕中で観覧できないお堂もあるので、ご注意を!
中金堂。赤と緑、そして黄金の屋根のオブジェが目を引きます。
ドーンとそびえる五重塔。こちらは修学旅行で見た記憶が。建物を見た瞬間、グッと胸に迫ってくるものがあり泣きそうになりました。
少し離れたところで撮ると、また風情がありますね。
もちろん、この五重の塔は国宝です。いきなり国宝が表れて、むねがつぶれそう。そして国宝って「National Treasures」って言うんですね。トレジャーっていうと、冒険者が発掘するお宝みたいな雰囲気がありますが、こちらは国の伝統ある宝であります。
さあ、どんどん見て行きましょう。
こちらはメインのエリアから少し離れたところにある三重塔。なぜか人が少なく…。
こちらは東金堂。国宝です。
この中には、薬師如来坐像や国宝・文殊菩薩坐像があるのですが、撮影禁止になっております。見たい方はこちらの動画がおすすめです。
興福寺 東金堂の仏像
https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004500350_00000
国宝、重要文化財が大渋滞を起こす「国宝館」へ
そして、興福寺の敷地内にある国宝館へ。実はあまり期待していなかったのですが、国宝や重文だらけで、またしても胸がつぶれそうになりました。
すべて写真撮影が禁止なので、この素晴らしさをビジュアルでお伝えすることができないのですが、特に冒頭度肝を抜かれたのがこれ。
中の菩薩様と厨子が別々に展示されていたのですが、この厨子の天井に天女がぶら下がっていて、それがまた一つ一つクオリティが高いのです。最初から圧巻ではないですか。
これ以外にも「ザ・お宝」の数々が展示されていて、5メートルほどもある薬師如来像(本物)や、あの有名な阿修羅像(本物)など、数々の名品を堪能いたしました。
納められている仏像や展示物のリストは、こちらでご確認ください。
https://www.kohfukuji.com/property/?get_cats02%5B%5D=kokuhoukan&s=
仏像にハマる人の気持ちがわかる!すごいよ、すごすぎるよ。
一休みした後は東大寺へ!あの大仏と国宝を堪能
興福寺ですでにお腹いっぱいになっていたわたくしですが、当初の予定通り東大寺も見学に行くことにしました。ちなみに、バス通りを挟んで興福寺の向かいのエリアにはカフェや飲食店、土産屋、キレイなトイレがあり、休憩におススメです。
ということで、バスで東大寺へ。奈良は市内を走るバスの本数や行先が充実していて観光客にはありがたいのです。
ということで到着~♪青空に映えますね。しかし、久しぶりに見た東大寺って、こんなに大きかったっけ?!というぐらい大きい。
この大きさが写真では伝わらないのが悔しい。とっても悔しい。
下の方にちょこっと映っている人物と比べてみると、少しこの大きさが伝わりますでしょうか。
中に入るとドーーーーーーン!とあのでかい大仏様が!本名は盧舎那仏、通称「奈良の大仏」です。
大きさがわかるように人と比べてみましょう。
後ろから撮るとこんな感じです。高校の時は「なんだか暗い場所にでかい仏像がいるだけだなあ」ぐらいにしか思わなかったのですが(失礼!)、こうしてみると大仏の周りにさらにたくさんの大仏がいるし、細部にわたって細かく作られていることがわかるし、日本の技術の凄さに圧倒されてしまいます。
仁王像。こちらも大きくて迫力があります。
かっこいい。めちゃくちゃかっこいい。
そして黄金の大仏様も。
こちらも黄金の大仏様。
今、写真を見て気づいたのですが、お顔の上にも何かがいらっしゃいますね。
圧倒されつつ、余韻を抱えながら外へ。
空にそびえる金字塔が。(こちらは遺跡ではなく、ただの記念塔だったみたいです)
ここまで来たら東大寺の国宝や重要文化財も見ておきたい
朝から歩き回ってかなり疲れはあったものの、ここまで来たらやはり展示品も見ておきたいよね。ということで本殿を離れて、てくてく歩き「東大寺ミュージアム」へ。
奈良の大仏と同じ大きさの手がありました。比較対象がないとどのぐらい大きいかわからないですね。
ここでも数々の国宝や重要文化財の仏像を見たのですが、残念ながら撮影禁止です。どれも本当に素晴らしいので、奈良に行くことがあれば絶対に立ち寄って欲しい施設の一つです。
先日の奈良出張時に、興福寺と東大寺を拝観。
人生3度目の奈良訪問でした。・1度目は高校の修学旅行
・2度目はJimdoのイベント(2011年)
・そして今回奈良には国宝や重文がたくさんあるとは思っていたけど、まさかこれほどまでとは。…
志鎌 真奈美さんの投稿 2020年12月16日水曜日
興奮冷めやらぬ状態で書いたFacebook。↑
10代の頃とは全く感じ方が違うことに驚いた
正直、高校の修学旅行では「京都は楽しいけれど奈良はつまらない」などと思っていました。ところが、数十年だってこうして再び同じ場所を訪れてみたら・・・
奈良を見ずして日本の歴史を語るべからず
ですよ。歴史のすごさにただただ圧倒され、興奮しっぱなしの奈良観光でした。春日大社も正倉院も薬師寺も平城京も見れませんでしたが、いつかちゃんと奈良を回ろう。なんなら一週間ぐらい泊まって、東大寺のお坊さんの話なんかも聞きたかったり。
パンパンに予定を詰め込み過ぎて、帰りの新幹線ではぐったりでしたが(なのでグリーン席でゆったり帰ることに)、行って良かった…!
おまけ・あちこちで見かけた「せんとくん」
奈良といえば、せんとくん!あちこちで見かけました。
こちらは、近鉄奈良駅で遭遇したせんとくん。
興福寺の近くの休憩エリアで遭遇したせんとくん。マスク着用。
東大寺の近くにいたせんとくん。まほろばな感じです。
ちょっとブレましたが、興福寺の近くのカフェで休憩したときに出てきたカップ。こんなところにもせんとくん♪
以上、奈良観光レポートはこれにて完了!また行きたいなー。