Googleの検索結果は変化し続けています。それは順位に限らず、検索結果にさまざまな機能を追加したり、AIを使った画像認識機能が発達したり、キーワードによっては地図を表示したり。
最近、ずいぶん検索結果がさまがわりしたなと思ったのが、「地名 + Webデザイナー」というキーワード。
地名+Webデザイナーは超稼げるキーワードだった
数年前までは、フリーでウェブ制作やデザイン業務をやっている人たちのサイトでひしめいていたこのキーワード。しかし、昨今では求人情報が上位を締める検索結果になってしまいました。
私は2006~2010年まで家族の転勤で名古屋に住んでいたことがあるのですが、その時にSEOを覚え、営業用サイトが「名古屋 Webデザイナー」で1~2位を獲得。その頃から運営し始めたアメブロも大当たりで、こちらも5位以内に入っており、本サイトへの送客へ大きく貢献。
多い月で20件ぐらいお問い合わせが来るようになり、下請け業者を脱却する大きなきっかけになりました。このキーワードでどれだけ稼がせてもらったか(笑)。
文字通り、SEOで人生が変わった一人です。
丸っきり違う検索結果を表示するようになったGoogle
千葉に戻ってきてからも「千葉 Webデザイナー」でしばらく上位を獲得していましたが、そのうち業態の変遷などがあり、現在は違うキーワードでSEO対策をしています。なので、すっかり忘れていたのですが、最近「地名 + Webデザイナー」で検索してみたら、あらビックリ。上述した通り、求人情報ばかりではありませんか。
▼Chromeのシークレットモードで検索
Googleはユーザーが検索する意図を解析し、最適な回答になるよう絶えず順位付けのプログラムを変更しています。(アルゴリズムと言います)
ただ、ここまで検索結果が大幅に変わったキーワードもそうそうないのではないかと思います。
・フリーのWebデザイナーが少なくなった
・自力でSEO集客を諦めてしまった
・下請け業に徹しているのでサイト不要
・クラウドソーシングへ移行など
いくつか別の仮説はあるのですが、地名を他の場所に変えても同じ現象が見られたので、Googleのアルゴリズムが変わったのかなと予想しています。
検索流入だけに依存するのは危険な時代に
今はそれほどWeb集客に頼らなくても仕事が来るようになったので、自サイトについてのSEOはほったらかしになってしまっていますが、もし検索からの流入依存でビジネスを構築していたらと思うと、ゾッとしますね。もちろん、検索結果が上位になるのは、喜ばしいことですし、今まで請け負った案件の中には、つぶれそうだった事業をWeb集客で立て直したこともあります。
Webデザイナーのケースはレアでしょうが、もし現在ホームページへの流入の80%以上が検索サイトからということであれば、近い将来に備え、あるいはリスクヘッジのために流入先を増やしておいた方がよいかも。