ライフハッカーというサイトで、こんな記事が掲載され、IT周辺やウェブ業界をざわっとさせました。
10年前のサイトはGoogle検索に表示されない
https://www.lifehacker.jp/2019/04/how-to-find-old-websites-that-google-won-t-show.html
10年前のサイトはGoogle検索に表示されない https://t.co/hsyW5J1NS1 #スマートニュース
— シカマですッッ (@shikama75) 2019年5月1日
根拠は同記事に掲載されています。
ウェブデベロッパー/ブロガーのTim Bray氏やMarco Fioretti氏が2018年に投稿した記事によれば、どうやらGoogleはインターネット全体をインデックスするのをやめ、そのせいで一部の古いサイト(10年よりも前のもの)はGoogle検索に表示されなくなったようなのです。
これに対して、いち早く反応したのが業界では「SEOの神」と呼ばれる辻さん。
ちょまw「before:2009-05-01」等を試すとかちゃんと調べてから10年前の情報検索性の話を(笑)比較的ニーズが低い情報が比較的出づらいのは当然。最低でも日本語環境ではカバレッジは他とは比べられないほど広いです。 / “Google検索に表示されない古いサイトを見つける方法 …” https://t.co/WMUdKob39J
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2019年5月2日
そして、正真正銘の「Googleの中の人」である金谷さんも警鐘を鳴らしています。
その情報は公式の情報でもありませんので不確かな情報に惑わされないようにお願いします。https://t.co/FLeEXAWPv5 https://t.co/bGZdv0EWbo
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2019年5月4日
この金谷さんの書き込みは、佐々木俊尚さんがライフハッカーの「10年前のサイトはGoogle検索に表示されない」をシェアする投稿を引用したものだったのですが、佐々木さん自身がその書き込みを消したので、「このツイートはありません」と表示されています。
ご本人も書き込みを削除した旨、投稿しています。
Googleが10年以上前のアーカイブをインデックスしなくなったという話はどうも怪しいようなので、いったん削除しました。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2019年5月4日
SEO界隈には、さまざまな情報が飛び交いますが、信ぴょう性にかける情報も少なくないので、影響力のあるサイトが取り上げている情報でも鵜呑みにしてはいけないと改めて思った次第です。