- 愛情の次にたいせつな子育てのルール―ドイツ流・子どもの心がわかる本/アネッテ カスト・ツァーン
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
読了!
このジャンルの本を読むのは、私にとっては非常に珍しいのです。
なぜ読もうと思ったかというと、どなたかのブログで紹介されていて、「もっと子供が小さいうちに読みたかった」と言うようなことが書いてありました。ギリギリだけれど、間に合うかも知れない!と急いAmazonで購入したのでした。(マーケットプレイス)
買ってみて正解!8歳ぐらいまでのお子さんを持つ方だったら、読んでおいて損は無し。
私もこれを読んで、子供に対する言葉がけを少し変えました。ほんのちょっとしたことなのですが、子供が行動を起こしやすくなるんだなぁと。
大元はドイツの本なので、若干日本にあてはまらない部分はあるもの、ベースになる考え方は万国共通ではないかと思います。あとがきに、とても印象深いことが書かれていましたので、引用させていただきます。
10年ほど前、ドイツで受け入れられていた育児は「子どもの意思や主体性を尊重する」というものでした。子どもが何をしても、大人は「あたたかく見守る」ほうがよいとされる風潮にありました。1960年代の終わりから70年代にかけて、自分の教育方針が「進んでいる」と自負していた大人は、子どもに対して「ものわかりのいい親」や「友だちのような教師」になろうとしていました。ところが、社会全体が「ものわかりのいい大人」だらけになった80年代から、不登校や教室徘徊、万引きなど、子どもたちの行動が深刻化していきました。問題行動の要因は、当初、環境や生活様式にあると言われていました。大人の考え方や接し方に問題があるのではなく、外に原因があるとする声が多かったのです。90年代に入ってから、昔ながらの「しつけ」が見直されるようになりました。しつけとは、親が必要と考える、共同生活や社会で生きるために必要なルールを子どもにきちんと教えることです。大人は、押しつけの教育を恐れるあまり、子どもにルールを教えなくなったことが、子どもの問題行動の原因という結論になりました。
今の日本にも当てはまる気がして、ドキッとしてしまいますね…。
コメント
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私もこの本に出会ったのは、時すでに遅し(-。-;でした!次は孫の時かな?と、大切にしていま(笑)
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>三重のライフオーガナイザー@伊藤りょうこさん
私も孫の代まで大切にしようっと♪