初めて聞いた「ランサーズ症候群」という単語。
「フリーランスの全国Webサイト制作料金表 2013年度版」のコメント欄で知りました。
さっそく検索。
SOHO速報さんの記事がわかりやすかったので、引用。
引用元:
http://soho.doorblog.jp/archives/4825151.html
ランサーズ症候群とは、コンペやマッチングサイトなどで価格競争を
行った結果、経営判断・営業判断が機能しなくなってしまう症状。
一種の心因性思考障害とも説明される。■症状
慢性的で絶え間ない価格競争が持続すると、妥当な価格提案、
妥当な求められるクオリティを誤ってしまう。具体的には・仕様変更に何度も応じてしまってた
・ふと気がつくと無料で機能追加を行っていた
・150万の価格を聞いて「俺なら40万だな」等々を発言してた末期症状になると、自覚症状を超えむしろ労働力/人生を搾取されている
自分を誇りに感じたり、安さを自慢したり、作業量を喜んだり…という、いわば
「奴隷の鎖自慢」に似た状態にいたる。末路は「生活苦」、並びに業界における適正利潤の崩壊。
■歴史
この言葉は、底値以下の予算案件や無茶案件、価格破壊の温床とも言われる
マッチングサイト 「lancers.jp」 での利用者が、2ちゃんねるのWeb制作板住民に
その症状を指摘され、命名された。
ランサーズ(Lancers)というサイト自体は前から知っていたけれど、発注者として使った人によれば「すごくお得にデザインしてもらえた」と。受注側の人の話を聞いたことが無いので、この辺は何とも言え無いのですが。
私も随分昔に、似たようなシステムを利用したことがありましたが、全く仕事が取れなかったな・・・。応募するだけ時間の無駄と感じて、やめてしまいました。駆け出しの頃は、どうしても実績が少ないので、こういうサイトも役に立つ側面もあるのかなと思いつつも、やはり「発注側」に有利なシステムになっている気がしますね。
ちなみに、当時のシステムは下限の料金設定がない入札方式だったので、1円でお仕事を落札していた人もいました。今考えると恐ろしい。
「業界における適正利潤の崩壊」って、何だか悲しくなる言葉ですが、結局自分の首を締めるのは自分なのですよね。
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