こちらは「2014開幕カウントダウン☆raise expectations」への参加記事です。
クリスマスのアドベントカレンダーのときには、すっかり乗り遅れてしまいましたが、今回無事にエントリーさせていただきました。(ayaちゃん、ありがとう!)
ネタとしては3種類ぐらいあって、どれにしようかギリギリまで迷いましたが、「なぜそんなにサッカーがすきか?」と聞かれることが多いので、このテーマにしようと思います。(今後、同じ質問が来たら、この記事を見てもらうことにしよう)
●なぜ、コンサドーレ札幌を応援するようになったのか
初めてスタジアムでコンサドーレの試合を見たのは1998年のこと。どしゃぶりの中、三ツ沢での横浜フリューゲルスとの対戦であった。
当時の私はサッカーにはそれほど興味がなく、日本代表が初めて出場したW杯も中継の途中で寝てしまう有様。そんな私が、W杯のニュースが落ち着いた頃、北海道出身の友人達とサッカーを見に行く機会に恵まれる。「北海道からプロチームがJリーグに上がってきているらしい」そんな噂は小耳に挟んでいたが、当時の私にとって「北海道にプロチームがある」という出来事が、信じられなかったのだ。(正直、北海道にプロチームをもてるような勢いがあるとは到底思えなった)
チケットの買い方もわからなかったが、幸い詳しい人がいたので、すべてお任せでスタジアムに乗り込む我々。まさか自分が、ルールも見方もよくわからないサッカーを生で見る日が来るとは思いもしなかったが、北海道から遠征してきたチームが目の前で戦っている姿を見るのは、道産子として感慨深い想いはあった。
試合は、2-2のドロー。今のJリーグならここで試合終了なのだが、当時はVゴール方式の延長戦+PK戦があったのだ。この日はPK戦までもつれ、敗戦。GKディドのがっくりとした姿が忘れられない。アウェイゴール裏の人数も今より全然少なかった頃・・・
「私達が応援せずに、誰がこのチームを応援するのか!」
歴史が変わった瞬間である。
それまでは、野球好きで巨人びいき、強いチームしか応援したことがなかった私が、この弱っちぃ貧弱なチームを応援することにハマったのである。よくわからなかったサッカーの見方も、家族や友達に教えてもらったり、本を読んだりして知識を増やすうちに、ますますのめり込み、気がついたら数年後には「年間35試合を生観戦をする」という自分自身の記録を打ち立てていた。子供がいない時代は、関東はもちろんのこと、北は札幌、山形、仙台、新潟、富山、西は静岡、名古屋、大阪、神戸、京都、そして愛媛や大分など、サッカーを見るために、日本中あちこちを楽しく周った。
また、サッカー観戦のための有休を快諾してくれた周囲には、本当に感謝している。恵まれていた会社員時代でもあった。
スタジアムデビューを果たした日から16年の時を経過し、所属していた選手がコーチや監督、あるいは社長としてチームで活躍する姿を見ることができ、ますますチームを応援する味わいを深めている。
最初の頃のように、ゴール裏に立って90分大声を出すことはできなくなったが、「大人の応援スタイル」に形を変えながらも、ずっとずっとこのチームをサポートして行くだろう。サポーター歴16年目の今年、少し新たな決意を胸に抱きながら。