先日発表された東京五輪2020のエンブレムに盗用疑惑が出て、連日ニュースになっています。
フリーハンドで書いたものでなければ、こういったタイポ系は、基本は丸、四角、三角の組み合わせなので、たまたま似てしまうこともあるのかなと言う気がするのですが。仮にもデザインの仕事を10年以上やっていた者から言わせてもらうと、これはパクリではないと思うな。
以前、佐藤可士和氏のロゴにもパクり疑惑が出たときは、これは完全にアウトと思ったりもしましたが、今回はどうかなあ…。
↓このニュースの余波か、最近アクセスを集めている当サイトのページ。
長谷川哲士さんというコピーライターさんは「盗作ではない」と主張されていますね。
そういえば、長谷川哲士さんは「元カレがサンタクロース」を作った方でした。以前、ちょっとだけTwitterでやり取りしたことがあるので、お名前が記憶の片隅にありました。
法的手段も辞さないの?そうなの?
盗作じゃん!と主張しているオリビエ・ドビさんが、法的手段とか言ってますけど、うーん微妙・・・。
東京五輪エンブレム酷似 ベルギー劇場ロゴデザイナー、法的手段も
07/30 11:49
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00298803.html2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが、ベルギーにある劇場のロゴと似ていると指摘されていることについて、劇場のロゴのデザイナーは、FNNの取材に対し、今後、法的な手段を取る可能性もあると語った。
ベルギー人デザイナーのオリビエ・ドビさんは「最初は偶然としか思えなかった。わたしと同じアイデアを持つ日本人デザイナーがいるのだな、と思った。本当に偶然なのか、日本のデザイナーの説明を聞きたい」と話した。
ベルギーのグラフィックデザイナー、オリビエ・ドビさん(52)は、ベルギー東部・リエージュにある劇場のロゴをデザインし、2013年から正式に使われている。
先週発表された東京オリンピックのエンブレムのデザインが、自分のものと似ているということは、友人から知らされたという。ドビさんは「(ロゴを商標登録したか?)劇場がヨーロッパ内でロゴを登録した。日本側が取り消さなければ、裁判所に訴えることになるだろう」と話した。
町の人の反応は、さまざまだった。地元の人は、「赤い丸以外は全部似ている」、「ここでは(劇場のロゴ自体)ほとんど知られていない」などと話した。
一方、IOC(国際オリンピック委員会)の広報責任者は、今回の指摘については、問題視していないという考えを示した。
IOC広報責任者のマーク・アダムス氏は「IOCがエンブレムを発表すると、別のロゴに似ているという指摘が出ることはよくあること。今回の指摘は、東京エンブレムのPRにつながるからいいことだ」と話した。
ベルギー東部のリエージュ劇場のロゴ(左)を制作したオリビエ・ドビさんが、東京オリンピックのエンブレム(右)がデザイン・ロゴともに酷似していると指摘した。ANNの取材に対して彼は、「どんなケースであっても『盗作』と言える。もちろん、何らかの条件が偶然重なることもあるが、(今は)世界のどこにあるものも手に入る時代、疑問を抱かざるを得ない」と話した。
ちなみに、東京オリンピックの組織委員会では「世界中の商標確認をしており、問題ない」と言っているそう。これが本当だとしたら、選考委員会の皆様、お疲れ様でございます。「劇場のロゴ自体、ほとんど知られていない」という箇所が、めっちゃ気になりますね。
この後、さらにスペインのデザイン事務所の作品と似ているという疑惑も持ち上がりましたが、NHKの取材に対し「たまたま一致したのではないかと思うが、仮に私たちのデザインが何らかの影響を与えていたとするなら光栄なことだ」と、大人の対応をしています。
組織委員会「問題ない IOCも同じ見解」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150730/k10010172531000.html
そしてそして、ぜひご本人からのお話をお聞きしたいものです。