今月封切になった映画「信長協奏曲」を見てきました。まんがもドラマも見たことがなく、予備知識ほぼゼロで行ったのですが、思いのほか、泣いたり笑ったりと忙しいく、見終わった後は良い意味での疲労感が!ドラマを見てなくても全然大丈夫でした。
ネタバレもあるのでご注意を!
柴崎コウの「帰蝶」のツンデレっぷりが愛らしくて泣いた
柴崎コウの「帰蝶」(信長の奥さん)役が、ハマリ過ぎててすごく良かった!なかなか素直になれなくて憎まれ口を叩くのに、ときどき乙女なところが顔を出すツンデレっぷりが、もう愛らし過ぎて。帰蝶のシーンでは、3回泣きました。
大河では登場時間が少ない濃姫(帰蝶)が、ここまでイキイキとした人物として描かれていることが、戦国ファンとして、ただただ嬉しゅうございました。
戦国と現代のミックスが思ったほど違和感がない
主人公の信長(タイムスリップした小栗旬)が、現代語で話しているので最初は驚いたのですが、見ているうちに違和感がなくなってきたのが不思議です。他の登場人物は、普通に時代劇の言葉遣いでした。
安土城で戦の会議を行うシーンが前半で登場するのですが、信長から家臣への呼びかけが、丹羽長秀を「にわっち」、池田恒興が「つねちゃん」、秀吉が「サルくん」、明智光秀は「ミッチ」て!私的には大笑いのツボだったのですが、劇場では誰も笑っていなくて、一人、腹筋の震えと戦っておりました・・・。
原作が漫画のため、ぶっ飛んだ設定になっていたりもするのですが、あのぐらいぶっ飛んでいた方が「史実と違う」とか言い始める人がいなさそうで良いのかも。お市が帰蝶に「(信長から)指輪をもらってないの?」と聞く場面も、今風のテイストが入っていますね。
途中でdocomoのスマホが登場するのですが、これ結構ストーリーの中で重要な小物になっています。どう使われるのかは、ラストのお楽しみ!
合戦のシーンは迫力満点
映画ならではというか、合戦のシーンの迫力はテレビで味わえないダイナミックさでした。合戦シーンに限らず、テレビドラマとは全然カメラワークが違いますね。小栗旬が信長で大丈夫かな?と最初は思ったのですが、大丈夫でした(笑)ちゃんと戦もこなしていましたし。
概ね主要な武将は「いい人」として登場するのですが、秀吉だけが復讐に燃える冷酷な人物として描かれています。さまざまな戦国ドラマも見たし、小説も読んだけれど、こんな秀吉は初めてですね。
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映画って、たまにしか見ないので、あの画面のでかさとか音響に一気に引きずり込まれてしまうのですが、テレビで見ていたら、ここまで感情は揺さぶられなかっただろうと思う場面もいくつかあり、劇場効果ってすごいなと改めて感じた次第です。音楽も良かったな~。
そして、なぜゆえ映画館で食べるポップコーンは美味しいのだろうと、今日も思うのでありました。