見ないなんてもったいない!いまこそ歴史ファンが #おんな城主直虎 を見るべき7つの理由

毎週欠かさず見ている「おんな城主直虎」ですが、毎度視聴率下落のニュースに心痛めている一歴史ファンです。こんにちは!

すごく面白いのになあ。理由としては、「主人公がメジャーじゃない」「戦が少ない」「有名武将が全然出てこない」などがあげられるようですが、今回の楽しみどころはそこじゃない!

というわけで、もともと城・殿・姫が好きでこれが出てこないと楽しめない体質だった私、つまりメジャーな主人公じゃないと楽しめなかった私ですが、そんな人にこそ「おんな城主直虎」を見ていただきたいという理由をまとめてみました。

ちなみに、好きな大河は「利家とまつ」「篤姫」「八重の桜(同志社前まで)」「真田丸」です。官兵衛は、岡田くんが主役だったので見ていました。

いまこそ歴史ファンが「おんな城主直虎」を見るべき理由

(1)歴史の表舞台とどうつながっていくのかワクワクする

井伊直虎を主君とする井伊家はこの時期、小国であります。今川家に従属し、その政治に振り回され、時には大切な人々の命も奪われます。しかし!最終的には、寺田心くんが演じる幼い虎松が、徳川家の四天王の一人になるわけですから、ワクワクしないわけがありません。

その他、武田信玄も出てくるし、もちろん徳川家康も。それぞれ個性的です。

(2)戦国前期(中世ともいう)の人々の暮らしがわかる

なかなか歴史の表舞台に出てこない、教科書にものらない、小国の暮らしぶりがよくわかります。検地もやったりするし、徳政令なんかもそうだし、この時代の下々の暮らしぶりなど、今まで知る機会もありませんでしたし、知ろうともしていませんでした。商人、町人、僧侶、海賊、農民など、ステークホルダーの種類が多くて面白いです。

井伊谷の結束、きれいに書きすぎかな?と思う部分もなくはないですが、ヒューマンドラマとしても楽しめます。

(3)伏線を回収してくる

井伊家がいよいよ今川家から取り潰しを命ぜられた際、逃げ込んだ場所が、実はドラマ前半で検地を免れている場所だったという。ガッチリ伏線を回収してくるあたり、「さすが!」と唸るしかありません。ちょこまか伏線の回収あり。見続けているものの特権として楽しめます。きっと、今現在もいろいろ仕込まれているはずなので、途中からみても大丈夫です!

(4)一つでも大きな判断ミスがあれば、歴史は大きく変わっていた

数々の大小試練を乗り越える井伊家ですが、それは時にギリギリの選択を迫られることもあり、そのときに判断をミスれば、一巻の終わり。井伊家も彦根城も幕末の安政の大獄もなかったかも。さまざまな判断が積み重なって、井伊家は残るのだなぁ。三谷幸喜の書いた「清須会議」にも通じるものを感じます。

特に直虎と但馬守との碁を打ちながらの策略立案には、ワクワク・ゾクゾクしてしまいます。(間もなく、但馬守は退場になりそうですが・・・)

(5)遠江エリアがステキ

龍潭寺をはじめ、遠江(とうとうみ)のあたりには意外に井伊ゆかりの歴史的建造物が多いのです。掛川城のあたりとか、何気なく通り過ぎるだけだったのですが、名古屋に住んでいるとき(2006-2010年)にこれを知っていたら、浜松~磐田あたりもうちょっと面白く観光できたのに!いつかまとめて歴史探訪をしにいかねばと思っているところであります。

・直虎ゆかりの地(浜松市産業部観光・シティプロモーション課運営)
http://hamamatsu-daisuki.net/naotora/land/

(6)後半は、虎松の立身出世を楽しめる

虎松が井伊直政へと成長し、のちに戦国最強の精鋭部隊「井伊の赤備え」を組織する人物へと発展する過程、楽しみに過ぎます。今川家に振り回され、大切な人や領土を失ってきた井伊家の嫡男が、徳川四天王となる訳ですから。この辺りからは、戦国時代の真っただ中へと突入していきますし、戦国ファンの皆様なら普通に楽しめるのではないかと。
直政(虎松)が小さいうちに見はじめないともったいないです!

番外編:今川氏真を楽しむ

私たちが知る今川家と言えば、桶狭間の戦いでわずか数千の織田信長軍勢に負けたというエピソードが有名ですが、それまでは東海随一の大大名でした。「歴史は勝者が作る」と言いますが、まさにそうで今川家を知る機会を持つことなく大人になってしまった私たち。

亡くなるまでの今川義元の生きざまを振り返るのも興味深いのですが、ここは敢えて息子の「今川氏真」を楽しむ方向を押したい。今川家ってそのまま氏真の代で終わってしまった印象がありませんか?しかし!なんと氏真ってば武田軍の侵攻で城を失い、あちこち転々としたあと、徳川家康に500石を受領し、京都で優雅に暮らします。(ネタばれかな、これ)

今川家はもともと、京都からその道の専門家を呼んで京の文化を教わっていたという背景があり、氏真自身どうも京都の暮らしがあっていたようで、歌を詠みまくったらしい。(氏真は生涯1700首読んだと言われています。現代に生きていたらインスタグラマーかYouTuberになっていたのではないだろうか)

さらに驚くべきことに、徳川家康が江戸幕府を開いた頃、京都と幕府を繋ぐ人間が必要だということで、氏真自身が今川家を売り込むのです。最終的に今川家は、江戸幕府に特別な役職として取り立てられ、幕末まで代々「朝廷コーディネーター」みたいな役職を世襲するんですよ。戦火を離れたあとの氏真は、苦労もあっただろうけど、意外と楽しく暮らしているっぽいのです。

・・・というのを頭に入れながら、氏真のあたふたっぷりを「にやにや眺める」のが結構楽しい今日この頃。この辺は、歴史秘話ヒストリアの解説がおすすめ。

・戦国一華麗な敗者復活戦~今川プリンスと妻の二人三脚~」

https://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/318.html

以上でございます!

このブログで歴史ものは書かない予定だったのですが、視聴率が低いニュースが毎週流れて何だか残念だったので、うっかり書いてしまいました。

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