先日、こんな記事を目にしました。文春砲なので目にした人も少なくないと思われます。
幻冬舎・箕輪氏が不倫関係を迫った「エイベックス松浦自伝」出版中止の真相
https://bunshun.jp/articles/-/37837
私もフリーランスのはしくれ、外部スタッフをつかっている仕事もあるので、やったことに対する対価をもらえないとなると、事業が存続できません。記事に登場するライターのAさんは、2か月間執筆に関わってノーギャラだったとのこと。なんということでしょう・・・。
2か月間、ただ働きだなんて・・・
起業すると、いろんな人が近づいてきます。もちろん、まっとうな人がほとんどですが、中には華々しい案件をちらつかせて「やりがい搾取」をもくろむ人もいます。
ようは仕事以外のインセンティブをちらつかせて「だから安く(無料で)やってよ」というスタンスですね。執筆ではないのですが、私のところにも似たような話がありました。今は「ギャラがきちんと出るのであればやります」と明言していますが、過去には数度ハマったことがあります。
IT業界では「レベニューシェア」などともっともらしい名前がついていたりする時もあり、やっかいです。(レベニューシェアという仕組み自体は否定しませんが、弱い方が負担が大きくなる傾向があり…)
そこで、フリーランスが自己防衛しながら仕事をするうえで、大事なことを書いておきたいと思います。
契約書を交わす
仕事をいただくときに、まず一番最初に確認することは
- 何を
- いくらで
- いつまでに
請け負うかということ。契約書を交わすのがベストですが、せめて「発注書」は発行しておきたいもの。先方の意思確認を可視化しておくためにも、何らかの書面には残しておくべき。これはフリーランスに限らず、取引する上での基本事項と考えています。
着手金を支払ってもらう
私が従事している事業の中で、特にウェブ制作に関しては工程が長くなることもあり、よほどの理由がない限りは「着手金」をいただいています。前述したように、制作には外注費がかかっていますので、途中で万が一何かあっても、外注費だけは支払えるようにしておきたいのです。
起業初期の頃は、先に支払ってもらうことに抵抗がありましたが、今は普通のこととして申込み書に記載しています。
実は、着手金制度を取り入れてもう一つ良かったことがあります。自社にとっていいお客様かどうかスムーズに見極めができるようになったのです。この話は、またいずれ別の形で書きたいと思います。
フリーランスに特化した協会に加盟する
私は入っていないのですが(すみません!)、フリーランスが入会できる協会があります。身近で加盟している人もいます。「賠償責任補償 (自動付帯)」があったり、「収入・ケガ・介護の保険」などもありますので、こういうところに加盟して自衛手段を増やすのも一つ。年間1万円で加入できます。
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何だかんだでフリーランス歴も15年以上!わっ、そんなに経ってたんだとビックリしてしまう今日この頃です。