「ほったらかしでも月10万円! ミニサイトをつくって儲ける法」という本を読みました。
著者の和田亜希子さんは、もともとアフィリエイト界では有名な方で、私も前々から「ミニサイト職人」と名乗るそのサイト構築手法に注目していたのですが、いよいよ本になって登場しました。
サイトで儲けるというと、アフィリエイトゴリゴリだったり、儲け優先の怪しいサイトになっちゃったり、はたまた高額の情報商材でしか手に入らない方法だったりと混沌としている世界なのですが(玉と石の区別がつきにくい)、和田さんの著書はタイトルに反して、儲け優先の本ではありません。
自分が調べたこと、体験したことを、誰かの役に立てるサイトに仕立て上げ、収入は自然についてくる、という流れで書かれています。ブログのようにマメに更新したりする必要がなく、ほったらかしでもOKだったりするのですが、その分「テーマ選び」と「コンテンツの企画」にじっくり取り組もうという内容になっています。
まずは100ブログを作って、全部に広告を貼って、1日x時間xx記事更新して・・・というやり方とは真逆です。10~15頁程度のサイトを、SEOもそれほど意識せずに作っていく。「コンテンツファースト」な考え方もいいですね。
その代り中身の企画力と完成度が高くないと、本当の意味で「役に立つ」サイトにもならないだろうし、その先にある「広告収入」にも繋がらないとは思いますが。
とは言え「ミニサイト」構築の考え方は、私自身はとても好きで、この手の本の中では一番スッと入ってくる内容になっています。ウェブ制作者と一番親和性が高い考え方ってこれじゃないのかなと。使っているツールも、無料ブログ(livedoorやseesaaブログ)、WordPress、MovableTypeとバラエティに富んでいます。ブログタイプのものがむずかしければ、JimdoやWixという手もあるよ、というアナウンスも。
どのぐらいのスケジュールで1サイトを作っていくかを実例つきで紹介しているところもNice。このサービス精神が、役立つサイト作りに生かされていて、結果収入に繋がるんだろうな~と読み終わったあとにしみじみ感じます。
そんな訳で、ブログから収入を得ようと頑張ったけれど挫折した人、「ミニサイト」という考え方もありますよ。読んでおいて損はなし!ブログ記事をミニサイトとして再生させる方法も書いていますから♪
日本実業出版社
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